絵画教室いろいろ
柿 水彩画 6号
絵画教室と一口に言ってもいろいろありますね。今日は概観をして、これからどこかの教室に入って絵を描いてみたい、と考えておられる方の参考にしてくださればと思います。
「リタイア後の余暇を楽しむ」という観点から美術系の専門学校や大学を目指されている方を除いてお話を進めます。
ここでは、静物画の場合が主になります。
ひとつは、先生がモチーフを用意して配置(セッティング)してくださる場合です。
この場合には、どの角度からどこまで捉えて画用紙に入れたら興味深い絵が描けるかについて、自分で判断したり、先生の助言を得て決めることになります。
先生のモチーフの選択や配置を通して、将来はご自分でできるように目を養い、学ばれることをお奨めします。
またひとつは、先生が持ってくるモチーフの種類を決めてくださるだけの場合です。
その種類の中から自分の描きたい特定のものを選択し、持ってきて配置まで自分で決めることになります。
たとえば、みかんと新聞紙と決められたとします。みかんといっても店先に並んでいるみかんは季節により数種類になります。その中から一種類を選ぶか、二種類を選ぶか、また大きさの大小の選択が自己判断となります。
また、新聞紙にしても、日本語で書かれているものか、英語など他の言語で書かれているものかを自分で選ぶことになります。
この場合には、大まかな枠組みが決められているだけなので、どんな組み合わせにするか、また、どのような配置にするかによって、絵のおもしろさが異なってきます。
生徒にとって少し大変ですが、他の人の絵を見比べることにより、感性が養われるというメリットがあるのではないでしょうか?
もう一つは、生徒各自が自分の描きたいモチーフを選択し、持ってきて自分で配置する場合です。
この場合には、モチーフ選びからそれをどのように配置するかについてまで、自分で判断し決めることになります。
いかにも自由なようですが、初心者や発想の豊かさに欠ける人には向かないと思います。自分の殻から抜け出しにくく、貧弱な絵になり勝ちだからです。
中級者以上の経験豊かな方には、モチーフ選びの段階から先生の助言を仰ぐことが出来て、どこかの公募展や展覧会に出品しようと意欲的な方には、訓練になってよいと思います。
観点を変えて、絵そのものの出来上がりによっても教室の選び方は異なります。
色紙や俳画、旅先での簡単なスケッチを目標にされているのであれば、描き方や画材が変わる場合がありますので、俳画または淡彩画という名称の教室を選んでください。
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